以前から鳥取県の伯耆富士こと“大山”の絵画を探していました。それが「写真を飾りたい!」という気持ちになり、わが家にやってきました。
写真家・柄木孝志さんが撮影された大山。なんて美しいのでしょう。「星取県」と呼ばれる鳥取県…。枕元の上に飾ると、輝く大山を眺められる上に、星空も見上げられます。
私は大山が好きです。帰省するたびに携帯で撮影しているのですが、山陰の天候は、なかなか手ごわくて、毎回必ず見られるわけではありません。大山が見えると、豪褒美をもらえたような、守られているような、ただただ嬉しい気持ちになります。
ご紹介するのは、2022年1月に私が撮影した大山です。新型コロナウイルスの感染も、まだまだ恐れられており、なかなか帰省できなかった時期。自宅に泊まれなかったお正月…。
変わらずいてくれる大山にどれだけ力をもらったことでしょう。
さて、どうして柄木孝志さんを知ったのか(いまさらなのですが…)。
2023年の年末。私は鳥取にいました。東京に戻った日は大晦日。この日は、朝から雷がなったかと思うと豪雨、強風、晴れという大忙しの天気。
「こんな天気の日は、必ず虹がでるなぁ…」そんな思いで空を見上げていました。残念ながら虹に出会うことはありませんでしたが、東京に戻った夜、娘が写真家の柄木孝志さんが12月31日に投稿された大山、それも上空にまるい楕円環、“大きな眼”がでている写真を見つけたのです。
私は「まさか31日に撮影したの?」と勘違いし、こんな美しい、奇跡のような瞬間に立ち会える柄木孝志さんは、なんてすごい方なのだろうと思って調べたら、本当に美しい大山の写真ばかり…。虹も大好きな私にとって、本当に驚きました。いまさらであれ、なんであれ、知った時が“ご縁”です。
速攻で写真集「瞬 matataku」を購入し、その後、銀座にあるクリエイトさんで、柄木さんの写真を注文し、お部屋に飾りました。故郷の山にパワーをもらいます。