一昨日、8月1日月曜日は用事がありまして、娘と軽井沢におりました。
用足しの合間に時間ができたので、貸し自転車で娘を後ろに乗せ、久しぶりの旧軽を探検としゃれ込むことに。その道々、軽井沢公民館の入口を通りかかったら、「骨董市」と大書きされたのぼりが、高原の風にひらりひらりとはためいているのを発見! 公民館での骨董市は、以前も訪れたことがあります。これ幸いと入ってみることにしました。
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聞けば、本日から開催とのこと。忙しい日々へのご褒美のような気がして、木々に囲まれた道を奥へ。おっと、娘の許可を得るのを忘れていました。
「オモチャあるかもよ~。入る?」
「いいよ!」
気持ちの変わらないうちに、ささっと見てしまいましょう‥‥。
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う~ん、さすが開催初日とあって、よいモノに出会えました! アルミ(?)の鋳物のどっしりとした台座に、お皿状のうつわが乗った器械。少し剥げているところもありますが、塗装もあまり傷んでおらず比較的きれいです。何だと思いますか?
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‥‥釣銭器でした! ラベル付きの元箱も状態は悪くなく、未使用のデッドストックといってよろしいでしょう。製造年はわかりませんが、戦後間もなくくらいでしょうか。どこで在庫されていたのか、色違いの品がいくつも店頭に並べられていました。あまり需要がなかったのかもしれません。

使い方はラベルのとおりで、お客さんがお釣りを受け取りやすいように、下のアームを指の甲で押さえると、お皿が手前に倒れて、手のひらに小銭が流れ込んでくるというもの。あってもなくてもいいような(笑)、いかにも時間がのんびり流れていた時代につくられた、アイディア商品といえそうです。可動部分のない釣銭皿は、今でもスーパーなどでおなじみですよね。

私はどういうわけか、釣銭皿のたぐいが大好きで、金属が不足した時代の代用品らしい、ファイバーやボール紙製の釣銭皿を何点か持っていたりします。この品は今まで見た中でも高級品(?)といってよいもので、もちろん見たのははじめて。釣銭皿の世界が、ぐっと広がった気がしたものでした。
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会場内を、ちょっとだけご紹介させていただきます。
「撮影はご遠慮ください」とのことでしたが、出展者に「人形・骨董たけひ」の竹日忠芳さんがおられまして、許可をいただいたのです。お世話になっているMさんのお顔も見え、東京を遠く離れた軽井沢で、おなじみの皆さんに偶然お会いでき、同窓会のような楽しい時間を過ごさせてもらいました。伺ったところでは、この軽井沢公民館での夏の蚤の市も、今年で42年目なのだそう。避暑地の恒例行事として、すっかり定着したのでしょうね。
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そうそう、おもしろいなぁと思ったのは、ウチの娘の反応です。
まず、鉄道模型、それもブリキのOゲージに感心を示し‥‥。
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陶器製の代用手榴弾を見つけて、
「これは、ばくだんですか?」
と竹日さんに質問。
「なんで知ってるの?」と竹日さんもびっくり。
「え? しってるよ!」と娘は得意げです。
テレビで見るアニメか何かで見たのでしょうかね‥‥。
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次に感心をしめしたのは、終戦直後、煙草がバラで配給されていた時に流行った煙草巻き器。それに金属製のジョウゴ、秤と渋いモノばかり。
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そして、昔の蔵で使われていた、鉄製の大きな鍵。
「お~、変わった物に興味あるね~」と、竹日さんもおもしろそうに娘をながめていました。結局は、キラキラ光るガラスの玉と、おままごと用に陶器でできた小さなお花を買ったのですが、興味をしめすモノがどれも渋めの品ばかりで、これも私たち夫婦の遺伝かしらと、はたで見ていて嬉しかったものです。

さて、この軽井沢 夏の蚤の市。8月いっぱい開催されています。22日は紙の競り市も開催されるとか。興味のある方は、URLの「当日連絡先」にお問い合わせの上、涼しい軽井沢へ足を運んでみてくださいね!

【 お ま け 】
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旧軽銀座の入口近くにある、「らくやき陶画堂」さんで、お皿に絵を描きました。オリーブです。ひさびさの精神統一(?)になり、充実した時間を過ごせました。