人形町にある人形焼で知られたお店「板倉屋」さんには、飛行機や大砲をかたどったお菓子“戦時焼”があると、先日主人が聞きつけてきました。調べてみると、ネット上でもずいぶん評判なのですね。戦前・戦中の雑貨が好きな私としても、一度手にしてみたくなり、さっそく娘を連れて板倉屋さんへ。
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ご覧のとおり、戦前の駄玩具を思わせる可愛らしいモノ。主人の見立てだと、左上から右へ戦車、大砲、装甲車、ラッパ、ヘルメット、ピストル、飛行機、背嚢(裏表2個・軍隊のランドセル)とのこと。
正式な商品名は「かすてら焼き」といって、懐かしい素朴な味で、とても美味しかったです。昔と変わらないデザインでつくっておられることにも、大いに感激しました。

今までこのブログでも種々ご紹介してきたように、昭和戦前のオモチャや雑貨には、世相を反映して軍隊をモチーフにしたモノがたくさんあります。それこそ、お菓子一つ一つに合わせて、雑貨も並べてみたいくらいだったのですが、探すのがちょっと大変。賞味期限も短かかったこともあって、お菓子はすでに、美味しくいただいてしまいました(ゴメンナサイ)。
というわけで、お菓子と品物のコラボは実現しなかったものの、同じデザインで、しかも小さくて可愛らしいヘルメットが探し出せたので、ご覧に入れましょう。
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長い径が45㎜という、手の中にすっぽり収まるサイズの小さなヘルメット。正しくは鉄帽とか、鉄兜というべきかしら。色は旧軍のものに合わせたのでしょうけれど、どこかお菓子っぽい、美味しそうな色にも見えますよね。
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ツバの長さが前後で違うところも再現。形や地色だけでなくて、正面の星マークが丁寧に塗り分けられているあたり、かなりリアル志向な品だと思うのですが、ちょっと不思議なのは、下の写真のとおり二つに分かれて、中が空間になっていること。
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ちなみにセルロイド製ですが、恐らく70年は経ったであろう今も歪みなどなく、上下がしっくりとはまって、丁寧に作られたことがうかがえました。ケースとしてはかなり小さく、用途は限られたと思われますけれど、何でしょう。丸薬入れあたりを目指したのでしょうか。
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表面には適度なツヤがあり、塗り色がはがれたところもなく、星の塗り分けもくっきりしていて、いわれなければセルロイドとわからないくらい。今度“戦時焼”を買ったら、一緒に並べて写真を撮ってみますね。

年々忙しさが増していて、特にこの2月は目が回るようでした。更新が滞ってすみません。合間合間に体験できた楽しいこと、嬉しい出会いをご紹介できればと思っています。