DSC_1728
ご紹介する文鎮は、関東大震災(1923(大正)12年9月1日)の復興を願って作られた文鎮です。
昭和5年に開催された帝都復興祭の頃に作られたとか…。
時計の針がさす時刻は、大震災が起きた時刻…。
文字盤のまわりに書かれた文字を読むと
「緩む心のねじをまけ」
なんとも重みのある、ドキッとさせられる言葉です。

関東大震災と新型コロナウイルスとの闘いは、闘い方は違いますが、この文鎮を手にのせて眺めていると、昔から、幾度となく災害との闘いがあって、それに打ち勝ってきたのだなぁと、あらためて知ることができるのです。そしてなにより、現在にも通じる言葉に、私自身、心のねじを巻きなおしました(当時の時計は、ねじ式でしたが、現在大半の人が使っている時計は、ねじをまく必要はないと思いますけど…)。マスク、手洗い、うがい、人との距離を保つ…。
DSC_1721
裏面には東京の街が描かれています。中心の橋は隅田川にかかる「清洲橋」。まわりには上野公園、靖国神社などが描かれています。素敵なデザインの文鎮だと思います。

さて小学校の分散登校がスタートしました。
ウイルスと上手に共存しながら、がんばりたいものです。