かつては100年に1度、50年に1度といわれる規模の災害が、今や毎年のようにやってくるようになりました。今年の東京は7月に28日間も雨が降り続き、10月も20日間連続の雨。気温のほうも、昨年の12月末25度、今年の10月はつい先日まで30度以上と、季節はずれの暑い日がありました。
台風19号での被害も驚きましたが、先日の大雨もびっくり。特に川の氾濫が多かったことには、言葉もありません。被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。今までも水害に備えて、たくさんの努力がされてきたこととは思いますが、より天災に強い国になってほしいと願わずにはおれません。
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そんな心晴れぬ日々ですが、10月20日の日曜日、夕方に娘と大江戸骨董市へ行ってきました。15時に到着したので、多くのお店がもう片付けを始められていましたが、ひさしぶりに親しい業者さんとお話したり、絵本作家・たごもりのりこさんにもお会いできて、たごもりファンである娘は大喜びでした。
肝心のお買い物はというと‥‥、次々と閉店されてゆく中で慌ただしかったものの、いい出会いがありました。昔のオモチャ二つ、肩掛けひものついた小さなお弁当箱と、カゴ状に編んだ乳母車です。
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形はどう見ても飯盒そのもの。もしかしたら兵隊ごっこのオモチャだった在庫を転用して、絵やひもで可愛らしく雰囲気を変えたものかもしれません。まあ、飯盒ってもともとお弁当箱のことで、ご飯も炊けるようになったのは、ずいぶん後になってからだそうですから、用途は変わっていませんよね。
器は2段重ねになっていて、蓋にはヨットの絵が手描きで描かれていました。肩掛けのビニールひも、取って付けたような感じではありますが、劣化もしておらずキレイです。
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ちなみに、乳母車は娘の希望で買いました。軸が長すぎて、走らせると車輪がズレるのもご愛嬌。車輪は塩ビか何かでしょうか、軽くカラカラと回ります。こうして昔のワンちゃんを乗せると、雰囲気的にもしっくりきますが、娘いわく、“すみっコぐらし”のぬいぐるみ用にピッタリだそうです。
あまり時間が取れなかったので、モノとじっくり向き合えなかったのは残念でしたが、皆さんともお会いできたし、会場の雰囲気を味わえたしと、楽しく過ごさせてもらいました。
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娘は家に帰ってさっそく、とんちゃんを乳母車に乗せ、横にえびちゃんを並べて、記念撮影をしました。娘は“すみっコぐらし”の大ファンで、大小さまざまなぬいぐるみを並べては毎日遊んで、寝るときももちろん一緒です。もうすぐ映画もはじまるそうで、娘はとても楽しみにしています。