以前から行こう、行こうと思っていながら、子供がまだ小さかったこともあって、なかなか時間が取れませんでした。最近ようやく、娘の水泳教室の帰りに時間ができたので、8年ぶりにお邪魔してきましたよ、『布と玩具 LUNCO』へ! お店に入ると、昔と変わらない品揃えの良さと店内の美しさ! 嬉しくなりました。
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アンティーク着物の図柄も、当たり前ですが8年前と変わらないこのクオリティー。圧倒されますよね。
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店主のランコさんとも、ひさしぶりに再会できました。でも、なんだろう。着物に対する情熱も若々しさも、全然変わらない。どうして?
魔女です! 魔女に違いありません。着物に対する熱い想い入れも変わることなく、歯に衣着せぬトーク(ごめんなさい)も健在。この20年で、本当に着物を含めた古物の立ち位置が大きく変化したはずなのに、この凛とした不変ぶりは、見事としかいいようがありません。
ランコさんご自身は大変な時代だとは話されますが、涼やかなお顔にはそんなご苦労がつゆほども出ておらず、素敵な笑顔で「来月70歳よ」とさらりと語られる。ロイヤルブルーの洋服を着こなされて、多くの着物をバックにお店に立たれる艶姿‥‥やっぱり魔女としかいいようがありません。
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お歳の話題が出たので、つい「私、50になりました」というと、「20違いね」とまたニッコリ。長いお付き合いになったのだなあとしみじみ。ランコさんが集められた見事な品揃えもすごいけれど、これらをつくった大勢の方々がいると思うと、それもまた、本当にすごいことです。
「今でもまだまだ、新しい出会いがあるのよ」と、瞳を輝かせて話されます。ちなみにこれらの着物は、仕入れた時にランコさんご自身が、1枚1枚丁寧にアイロンをかけてから、店頭に出されるそうです。作業をしつつ、品物をつぶさに見て手で感触を確かめ、昔着ていた方のクセを知ったり、図柄の細かい部分までチェックして、デザインした方のセンスや発想に驚き続けているそう。
ちなみにアイロン作業は、すべてランコさんみずから行い、お店のお手伝いの方にはさせないそうです。なぜでしょう、の問いに、「売ってくださる彼女たちも、着物への夢を持ってほしいから」‥‥う~ん、ただただ脱帽でした。

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表紙の絵柄も素敵なランコさんの著書。
薔薇 日本テキスタイルデザイン図鑑 明治大正昭和の着物模様
着物花柄図鑑 明治大正昭和に咲いた
いずれも永田欄子著、誠文堂新光社刊。ご興味のある方はぜひぜひ、ご覧になってみて下さいね。
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さて、小学2年生になったばかりのわが娘。ランコさんの強力なオーラにどう反応するかと見ていたら、案外平気で「おぬし、なかなかだな!」と、お褒めのお言葉をいただきました。帰り道、「おもしろい人でしょ~。どう思った?」と聞いたところ、「ランコさんは、クールね。ステキだと思う」とのこと‥‥。娘の表現力も、だいぶ成長してきたとしみじみしました。私も70歳になったら、8歳の女の子に「ステキ!」といわれるおばちゃんになりたいものです!