気がつくと、4月も終わろうとしています。毎回書いているような気がしますが、本当に時間が経つのが早いこと。その理由のひとつが、13年住み慣れた街からの引っ越しです。お気づきだとは思いますが、実用品以外のモノが、大量にあるわが家です。それも、大半が立体物ですから、それはもう、本当に、本当に大変でした。引っ越し後、体重が4キロ落ちまして、私自身驚いたほどです。現在まだまだ生活は落ち着くはずもなく、新しい環境になれるには、しばらく時間がかかりそうです。
ただ、よかったこともあります。死蔵されていモノが、次々と目の前に現れたことです。懐かしいモノとの再会を通して、多くの骨董市やお店を思い出し、それらがなくなっていった、現在の状況も考えさせられました。そんなことを思い出していたら、フツフツと使命感のような気持ちがわいてきました。わが家にいる、忘れられた、というより、知られてもいないモノたちの存在を、地道に紹介していきたいと‥‥。引っ越しは、自分自身を振り返る、いい機会にもなったわけです。ちょうど50歳にもなり、ママ友たちに「五十路祝い」もしていただきました。感謝です。
今回ご紹介する「ボンカレー」の看板は、長年実家に置きっぱなしだったものを、春休みに帰省した時に、つれて帰ってきました。女優の松山容子さんの微笑み、いつ見てもステキですね。そういえば、ボンカレーも今年の2月12日に50周年を迎えられたそうです。世界初の市販用レトルトカレーとして誕生したボンカレー。同い年でしたか‥‥。なんとなく、看板も喜んでいるように見えます。
少しずつですが、小さなモノたちを地道にご紹介していければと思う、バタバタの4月でした。