ご紹介するのは、ユリの花が描かれた裁縫箱です。
左側に紐が見えますよね。
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この紐をひっぱると、フタが開く構造になっているのです。
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そして、赤い色の針山が登場します。
ずいぶんと凝った裁縫箱ですね。
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箱のフタの裏には、刻印がありました。
「大正七年五月一日於 三越呉服店児童 博覧會銅賞受領」
「小玉式裁縫いろは箱」
博覧会の賞品だったのですね。
実用新案登録もされています。
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なんでも、三越呉服店では、明治42年から大正10年にわたり、東京と大阪の店舗で児童博覧会を9回開催されたそうです。
今回、この裁縫箱をご紹介しようと思ったのは、先日新潟へ行った時に、きれいな実のついた植物や、ススキなど、秋の何気ない、素朴な植物をたくさん見て、このユリの花の素朴な絵が描かれた裁縫箱を紹介したいと思ったのでした。
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気がつくと、10月が終わろうとしています。今年も残すところ、2ヶ月‥‥。
新型コロナウイルスによって、突然変わった日常にも、ほんの少し慣れてきた感じです。毎日の検温、マスク、手洗い、うがい、三密を避ける。基本姿勢をきちんと守って、今のところ、なんとか無事に過ごせています。
11月は酉の市があります。どうなるかと思っていたら、申込書が送られてきて、予約制といいますか、人数をしぼってお参りし、新しい熊手を買えることになりました。よかったです。

‥‥が、帰省は、できません。
仕方がありません。デイケアに通っている両親に会うのは、なかなか‥‥。ウイルスは目に見えず、潜伏期間もありますから、仕方がありませんよね。1日も早くワクチンが出来ることを、祈るのみです。
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帰省はできませんが、旅行はできます。先にも書きましたが、Gotoトラベルを使って新潟へ。本当にひさしぶりの旅行です。1日目は燕三条駅を降り、ロープウェイやパノラマタワー、クライミングカーがある弥彦山神社を訪れ、隕石の街としても有名(?)な吉田駅から新潟へ向かいました。タワーの上から眺めた新潟は、エメラルドグリーンに輝く日本海、少し紅葉がはじまった美しい山々、眼下には霧も出ていたので、それはそれは幻想的で、すき間から見える田んぼの美しさにも感激しました。
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7年ぶりに訪れた新潟市内は、白山神社も懐かしく、残念だったのは、人情横丁はシャッターが閉まっているお店が多かったこと。でも街中には結構な人が歩いていて、Gotoトラベルのすごさを感じました。私も驚いたのですが、ホテル代金が割引された上に、地域でお買い物ができるクーポン券までいただけるのです。1泊なので、クーポン券は2日と期限があり、『鬼滅の刃』関連のポーチやマスクなど、子供の物を中心に買いました。ずいぶんとお得感があり、これは冷え込んでいる観光業界が元気になるぞ、と思いました。